
ビルやアパートの共用部、廊下、エレベーターは、日常的に多くの人が行き来するためホコリがたまりやすい場所です。
清掃を怠ると入居者や来訪者の印象を損ねるだけでなく、空気の衛生環境にも影響します。ホコリを抑えるには、清掃の工夫が大切です。
この記事では、ホコリ対策のポイントと具体的な清掃方法を解説します。
ホコリが発生しやすい場所を把握する
共用部では、エントランスやロビーの床・カーペット、階段の手すりなどにホコリがたまりやすい傾向があります。
また、家具や掲示板、郵便受けの上部も注意です。ビルなどでは、外から砂やチリが持ち込まれるため、エントランスの吸塵マットの設置や、定期的な清掃が欠かせません。
ホコリがたまりやすい理由
ホコリは人の動きや空調の風で舞い上がり、静電気や湿度の影響で壁や家具に付着します。特に風の通り道や空調設備付近は再付着しやすく、掃除してもすぐに目立つ場合があります。そのため、「舞い上げない」清掃を意識することが重要です。
清掃中のホコリを抑える3つのポイント

以下では、現場で実践しやすい3つのポイントを紹介します。
1. 上から下へ作業する
ホコリ取りの基本は「上から下へ」。先に高所の照明や手すりなどを清掃し、最後に床を仕上げることで落ちたホコリもまとめて除去できます。
2. 湿式清掃をメインに
乾いたモップや布はホコリを舞わせやすいため、軽く水を含ませた湿式モップやマイクロファイバークロスを使用しましょう。ホコリを吸着しながら舞い上げずに取り除けます。
3. 換気や空調の影響を考慮する
空調や換気扇の稼働中に清掃すると、ホコリが再び舞い上がる場合があります。清掃前に一旦停止したり、換気タイミングを調整することで効率が上がるでしょう。
ポイントを意識するだけで清掃の仕上がりが良くなり、ホコリの少ない快適な共用部を保てます。
有効な清掃道具と使い方
ホコリを効率よく取り除くには、道具の特性を理解して使い分けることが大切です。
- HEPAフィルター搭載掃除機:微細な粉塵や花粉まで吸引でき、廊下やロビーの床清掃に最適。フィルターなどの詰まりを事前に点検しましょう。
- マイクロファイバーモップ・クロス:湿らせて使用することでホコリの舞い上がりを防止。静電気防止タイプなら電気設備周辺の清掃にも適しています。
- 伸縮式ハンドモップ:照明器具や換気口など高所の清掃に活躍。脚立を使わず安全に作業できます。
- エアダスター:ブラインドや換気口の隙間にたまったホコリを吹き飛ばし、掃除機で吸引すると効果的です。
道具を清潔に保つことで、作業効率と衛生状態を維持するポイントです。
共用廊下の作業手順例
作業手順を統一すると、清掃の効率と品質が安定します。下の表は共用廊下での一般的な作業手順です。
| 手順 | 作業内容 |
|---|---|
| 1 | 伸縮式モップで手すり・窓枠・照明など高所を湿式清掃 |
| 2 | マイクロファイバークロスで掲示板や家具の表面を拭き取り |
| 3 | エアダスターで換気口やブラインドの隙間のホコリを除去 |
| 4 | HEPAフィルター掃除機で廊下やロビーの床のホコリを吸引 |
| 5 | 最後に湿式モップで床を拭き仕上げ |
手順を守ることで、仕上がりにムラが出にくく、効率的に清掃を進められます。
清掃品質の工夫で快適な空間を
ビルやアパートの清掃では、ホコリを完全に防ぐことは難しいものの、作業手順と道具を工夫することで大幅に抑えられます。
高所から低所への順序、湿式清掃の徹底、HEPA掃除機の活用、道具の定期洗浄を組み合わせることで、常に清潔で快適な空間を維持できます。
スタッフ全員が共通の基準で作業を行うことで、入居者や来訪者に安心感を与える高品質な清掃を実現できます。
